~今そこにある格差・スティグマを患者とどう乗り越えるか~
PEPメンバーは、患者力というキーワードでワークショップをはじめ、様々な取り組みをしてきました。それを阻む要因として、スティグマや格差があるとも感じています。
今回のセッションでは、スティグマや格差に何らかの形で影響を及ぼしたり、受けたり、見聞きしたり、感じてたりしてきた経験があるであろう方々に、一緒に登壇していただきました。
PEPのリーダーの東がモデレーターとなり、次の3名と「どんなスティグマや格差があるか?」についてディスカッションをしました。
佐藤俊行さん
松中権さん(NPOグッド・エイジング・エールズ代表good aging yells. | LGBTと、いろんな人と、いっしょに。/プライドハウス東京代表プライドハウス東京とは | プライドハウス東京 (pridehouse.jp)/公益社団法人Marrriage for All Japan結婚の自由をすべての人に 理事結婚の自由をすべての人に - Marriage for All Japan -)
宮岡等さん(北里大学名誉教授)
「あまりにも患者力は上げなければならないという風になると、認知症や精神疾患をお持ちの方にとっては、逆に格差となりうる。」
「患者力やスティグマは、LGBTQ+のことと非常に似ている」
「LGBTQ+は、丁寧に知る機会が増えれば増えるほど、その存在自体が、あちらとこちららにわかれるのではなく、身近な存在になってきている。」
「当事者だけでなく、周りにも関係者や身近な人がいると可視化していくことがたくさん行われてきた結果だと思う」
「患者力というと、つい患者自身が力を持ってもらって、患者がすべてしょってもらわないといけないと思いがちではないか。周りにいる方たちも大事。LGBTQ+にも、アライ(当事者の方たちを理解し、共感し、寄り添いたいと思っている人たち)の方たちがいる」
「抗がん剤で容姿が変わる。それが周りの方にとても影響を与えた。同情や憐みのような距離ができた。」
「病人らしくしていてというスティグマを感じた」
「患者だと表明するだけで不利になることも多い」
など、冒頭だけでも多くの学びや気づきがありました。
「よくわからないものにどう対応するか!?」「みんなが多様性をもっているんだよ」が大事な視点だと思います。
セッションのアーカイブ視聴は、2/28 23:59までです。チケットをお持ちの方はぜひご覧ください!
チケットのないかたでも無料視聴できるセッションもあります。
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